【コラム】暮らしを彩る照明の選び方(後編)
- コラム
前編では、リビング・ダイニング・寝室など、シーンに合わせた照明の使い分けと、木材や金属、ファブリックなどの素材感を引き立てる照明についてご紹介しました。
後編では、毎日の暮らしをより快適にするLED照明や調光機能などの最新照明について、さらに秋の夜長を楽しむための照明の工夫をご紹介します。
エコと快適さを両立するLED照明
住宅の照明を考えるうえで、現在ではLED照明が一般的な選択肢となっています。
LED照明は、従来の白熱電球などと比べて消費電力を抑えやすく、長寿命であることが大きな特徴です。
毎日使用する照明だからこそ、省エネ性能は家計や暮らしやすさにも関わる重要なポイントです。
また、LED照明にはさまざまな光の色や明るさの商品があり、リビング、ダイニング、寝室など、それぞれの用途に合わせて選ぶことができます。
住宅の照明を計画するときは、デザインだけでなく、使用時間や場所、必要な明るさまで考えて選ぶことが大切です。
調光機能で一つの空間を使い分ける
照明選びでぜひ検討したいのが「調光機能」です。
同じリビングでも、昼間と夜では必要な明るさが異なります。
家族で食事をするときには明るく、テレビや映画を見るときには少し暗くする。
読書をするときには手元をしっかり照らし、くつろぐときには柔らかな光にする。
このように、調光機能があれば、一つの空間をその日の過ごし方に合わせて変化させることができます。
最近ではリモコンだけでなく、スマートフォンやスマートホーム機器と連携できる照明もあります。
「帰宅したら照明をつける」「就寝時間に合わせて照明を暗くする」など、暮らしに合わせた照明操作がしやすくなっているのも魅力です。
秋の夜長を楽しむ照明
秋は、少しずつ日が短くなり、夜の時間をゆっくり楽しめる季節です。
そんな秋の夜長には、部屋を必要以上に明るくするのではなく、暖かみのある照明を組み合わせて落ち着いた空間をつくってみてはいかがでしょうか。
例えば、リビングの天井照明を少し暗くして、フロアライトやテーブルランプを取り入れるだけでも、普段とは違った雰囲気になります。
お気に入りのソファで読書をしたり、音楽を聴いたり、家族とゆっくり会話をしたり。
照明を少し変えるだけで、家で過ごす時間そのものを楽しむきっかけになります。
アクセントライトで季節感を演出
照明は、季節感を演出するアイテムとしても活用できます。
例えば、秋らしいインテリアや観葉植物、アートなどをスポットライトで照らすことで、空間の中に視線を集めるポイントをつくることができます。
壁面や飾り棚に柔らかな光を当てれば、昼間とは違った表情を楽しむこともできます。
季節ごとに家具を大きく変えるのは大変ですが、照明や小物を少し変えるだけなら、気軽に季節感を取り入れることができます。
家づくりの段階で考えたい照明計画
照明は、完成してから追加することもできますが、家づくりの段階で計画しておくことで、より効果的に取り入れることができます。
例えば、壁面を照らす間接照明や、家具と一体になった照明、天井に埋め込む照明などは、コンセントの位置や配線、天井・壁の構造なども関係します。
そのため、間取りを考える段階から「どこで、どのように過ごすのか」をイメージしながら照明を計画することが大切です。
照明器具だけを見るのではなく、家具や内装、窓から入る自然光なども含めて考えることで、昼も夜も心地よい住まいをつくることができます。
まとめ
照明は、住まいの明るさを確保するだけでなく、空間の雰囲気や素材の見え方、そこで過ごす時間の質まで左右する大切な要素です。
リビングではくつろぎ、ダイニングでは食事、寝室ではリラックス。
それぞれのシーンに合わせて光を使い分けることで、同じ家でもさまざまな表情を楽しむことができます。
さらに、LED照明や調光機能を取り入れれば、省エネと快適性の両立も期待できます。
これから秋の夜長を迎える季節。
いつもの照明を少し見直して、家で過ごす時間をより心地よいものにしてみてはいかがでしょうか。
家づくりでは、間取りや設備だけでなく「どんな光の中で暮らしたいか」まで考えることで、より自分たちらしい住まいが完成します。
ぜひ家づくりの際には、照明にもこだわってみてください。

